FAQ
はい。
プロ・アマ問わず、どなたにでも1週間お貸ししております。
貸し出し予約が空いていれば、複数機種を同時に貸し出しも可能です。
時期により波はありますが、人気の機種だと大体1~2ヵ月先くらいまで予約で埋まっています。 早めのご予約をおすすめします。
ひとまずメールをいただければと思います。
ikeda@yokohama-mic.com
デモ機の貸し出し自体は無料ですが、
返送時の送料のみ、すみませんがご負担いただいております。
(お住まいの地域と箱のサイズにもよりますが、恐らく1000~2000円くらいだと思います。)
下記製品のデモ機を用意していますので、
どれをご希望かメールにご記載ください。
複数でも大丈夫です。
・sakuraとmomijiとkikyouのデモ機セット
・himawariとajisaiのデモ機セット ・kurumiとzakuroとsumomoのデモ機セット
・mokurenのデモ機
・ichigoのデモ機
・ichouのデモ機
・ichou-TLTのデモ機
・budouのデモ機
・azukiとwasabiのデモ機セット
・sakura-WLとmomiji-WLのデモ機セット
・takenokoとhozukiのデモ機セット
・takenoko-PHとhozuki-PHのデモ機セット
・takenoko-DSTとhozuki-DSTのデモ機セット
・edamameのデモ機
・edamame-BSTのデモ機
・edamame-DIのデモ機
・edamame-STDIのデモ機
・kuromameのデモ機
・kuromame-6CHのデモ機
・kuromame-8CHのデモ機
sakuraとmomijiは、下記楽器屋さんで取り扱っていただいております。
展示もありますので、実際に手に取ってお試しできます。
・Sonixさん(静岡)
下記店舗での展示は諸事情により一旦中止となっています。
・宮地楽器RPMさん(東京)
・島村楽器横浜ビブレ店さん(神奈川)
振動板の材質に重要な要素として、比弾性率と内部損失という2つの物性があります。
比弾性率が高いほど音の伝達速度が速くなります。
また内部損失が大きいほど不要な振動を抑制しやすくなります。 比弾性率と内部損失は相反する物性であり、一方が高いともう一方が低いのが一般的です。
しかし液晶ポリマーは両方が高いレベルであるため、理想的な振動板材料に近いのです。
つまり次の音と混ざって濁ったりせず、レスポンスの速いクリアな音が出せるというわけです。
液晶ポリマーはヘッドホンやスピーカーなどでは昔から使われていますが、 マイクでは使われてきませんでした。
なぜなら従来は液晶ポリマーフィルムを薄く作るのが難しかったためです。
(ヘッドホンやスピーカーは振動板が厚く、マイクは振動板が薄いです。)
しかしフィルムメーカーさんの技術開発により、 薄い液晶ポリマーフィルムが実現可能となったため、
液晶ポリマー振動板マイクを作ることが可能になったというわけです。
ただしダイナミックマイクでよく使われているPETフィルム(マイラーフィルム)と比べると、
液晶ポリマーフィルムは材料単価が100倍くらい違うので、
なかなか大手メーカーのマイクでは採用はされないかなと思います。
個人なので利益を少し削ってでも材料にこだわれるという面はあるかなと思います。
はい。Made in Japanです。
ただしヘッドケースは図面を書いて渡して台湾の業者さんに作ってもらっています。
あとはXLRコネクターはアメリカの既製品です。
それ以外は全て日本製の部品で構成されています。
組み立ては私が1人で1台1台丁寧に手作りしています。
(海外で大量生産してる他社マイクと同じような低価格にはできないのは、そのためです。)
ダイナミックはダイヤフラムも私が1個ずつ成型して作っています。
sakura、momiji、tsubaki、mokuren、azuki、wasabiには、
昇圧トランス(ステップアップトランス)が入っています。
ワイヤレスカプセルバージョン(末尾に-WLがつく機種)にも入っています。
ボイスコイルを軽くすることで、 音波に対する追従性を高めているのですが、 その代償として出力電圧が稼げなくなるため、 昇圧トランスで出力電圧を上げて調整しています。
また、トランスを入れることにより音に色がつき、 ボーカルに適した音質となることも同時に狙っています。
takenokoにも昇圧トランスを入れてあります。
トランジスタやオペアンプなどの半導体で上げるよりもS/Nを高くできるためです。
himawariにもトランスを入れてありますが、1:1なので昇圧はしていません。
edamameにもhimawariと同じトランスが入っています。
その他の機種はトランスレスです。
日本のトランス屋さんに特注で依頼して作っていただいている、横浜マイクロホン専用のトランスです。
ダイナミックはφ30mmです。
ダイナミックマイクとしては標準的な大きさです。
コンデンサーはφ32mmです。
いわゆるラージダイヤフラムと呼ばれる大きさですが、
ラージダイヤフラムの中でも大きめの部類に入ります。
すみません。黒以外は需要が少ないので、今のところ量産する予定はありません。
「ライブステージでは黒く目立たないことが1番だ」と、 国内の歌手やPAエンジニアの方々からコメントいただいているのも理由です。
あくまでも歌手が主役なので、マイクが目立って邪魔してはいけないという考え方です。
ただし特注で対応自体はできるので、もしどうしても希望の色がある場合はメールで個別にご相談ください。 (ただし価格はかなり上がってしまうので、ご注意を。)
今のところ特注ではシルバー塗装のみ実績があります。
XLRコネクター部を覗くと機種名が書いてあります。
また、ロゴの反対側にあるグリップ側面の小さな穴が銀色なのがsakura、黒色なのがmomiji、小豆色(赤っぽい色)なのがazuki、山葵色(黄緑っぽい色)なのがwasabi、白色なのがmokuren、青色なのがkikyouです。 (2023年7月以前に出荷したものは、穴がazukiは黒色、wasabiは銀色です。グリップ上部も一体構造になっています。) あとはヘッドケースを外すとカプセルにも機種名が記載してあるのが見えます。
なぜ外観部品が共通なのかというと、
ヘッドケースやグリップを機種ごとに形を変えてそれぞれに専用で作るとなると、
大幅にコストアップとなるので売価も大幅に上がってしまい、
ユーザーにとってコスパの悪いマイクとなってしまうからです。
音響性能に関係しない部分にはなるべくコストをかけないようにしています。
また仮に同じ材料費で作れたとしても、
機種ごとに部品を作ると在庫をそれぞれ数十個~数百個持たなければいけなくなるため、
部品を保管するスペースが足りなくなるのと、
想定よりも売れなかったときに部品が残ってしまうリスクがあります。
なのであまりコストのかからない方法で判別できるようにしています。
外観は全く同じです。
XLRコネクターを覗くと機種名が書いてありますので、そこで判別してください。
あとはヘッドケースを外すとカプセルにも機種名が記載してあるのが見えます。
外観は全く同じです。
底面に機種名シールが貼ってありますので、そこで判別してください。
XLRコネクター部を覗くと機種名が書いてあります。
なぜ外観部品が共通なのかというと、
筐体を機種ごとに形を変えたり印刷を変えたりしてそれぞれに専用で作るとなると、
大幅にコストアップとなるので売価も大幅に上がってしまい、
ユーザーにとってコスパの悪いマイクとなってしまうからです。
音響性能に関係しない部分にはなるべくコストをかけないようにしています。
また仮に同じ材料費で作れたとしても、
機種ごとに部品を作ると在庫をそれぞれ数十個~数百個持たなければいけなくなるため、
部品を保管するスペースが足りなくなるのと、
想定よりも売れなかったときに部品が残ってしまうリスクがあります。
なのであまりコストのかからない方法で判別できるようにしています。
女性や声の高い男性には低域を補ってくれるsakuraをお薦めします。
声の低い男性には高域を補ってくれるmomijiをお薦めします。
ただし女性でも普段から英語を使っている方や欧米人のような発声の方には、
もしかしたらmomijiの方が合っているかもしれません。
低域も高域もどちらも派手めに出てほしいという方にはkikyouをお薦めします。
声質と好みにもよるので一概にはどちらと言えませんので、参考までに。
ぜひ1度デモ機を実際にお試しいただければと思います。
sakura・momiji・kikyouの3種類で比較していただくと、
自分にあったマイクが見つかるかもしれません。
またtsubakiというセミカスタムメイドマイクも用意してありますので、
声質や好みに合わせて微調整してもらいたいという方はそちらもぜひご検討ください。
どちらが何用と限定して設計してはいませんが、
あえて言うのであればhimawariはボーカル用途、ajisaiは楽器用途をお薦めします。
あとはお使いのマイクプリアンプの入力段の回路がトランスレス入力ならhimawari、トランス入力ならajisaiがお薦めです。
トランス入力のマイクプリアンプにhimawariを繋げると、組み合わせによっては本来の性能が出ない可能性があります。
とはいえマイクの用途はユーザーのアイディア次第ですので、ご自由にお選びいただければとは思います。
オールマイティーに使えるのはフラットめなkurumi、低域重視なのがzakuro、高域重視なのがsumomoという感じになっています。
好みや録りたい楽器の音域に合わせていただければと思います。
デモ機で試していただくのが1番なので、ぜひ実際に比べてみてください。
開発時の考えではazukiをおすすめしますが、
wasabiでリードが歌えないわけではありません。
むしろ「(声質的に)メロの低いところが歌いづらいなー」とか
「リードを1歩前に浮き出させたいなー」という人は、
wasabiでリードを取ってみるのもありだと思います。
ただしリードを他の人と回したりだとか、コーラスとのハモリを優先するのであれば、azukiの方が良いと思います。
音質としては、sakuraとmomijiは基本的にソロボーカルを想定して設計してあります。
azukiとwasabiはアカペラ(複数人でのコーラス)で使われることを想定してあります。
azukiとwasabiの方が低域が少なく、さっぱりした音です。
会場が小さかったり、PAの調整がいまいちでも、ハウリングしづらいようにというのも意識してます。
質量はazuki/wasabiの方がsakura/momijiよりも軽いです。
機構としては、sakuraとmomijiは内部ショックマウント機構があるため、
ハンドリングノイズが少ないですが、
azukiとwasabiはそれを省略しているため、ハンドリングノイズが少し目立ちます。
なおazukiとwasabiはアカペラサークルの大学生&OBのみ購入可能というのも
sakuraとmomijiとの大きな違いです。
azukiとwasabiは、ほぼ利益を乗せていないからです。 (数字を切り良くするためにほんの少しだけ乗せてます。すみません。)
コロナ禍で自由に歌えないアカペラサークルの大学生のために何かできることはないか、
ということで企画したため、研究開発費・金型費・人件費などは乗せていません。
いわば材料費のみご負担いただき、作成するような形です。
本来だと売価71500円相当の中身となっています。
(それでもsakuraと同じ88000円でないのは、内部ショックマウント機構を省略してコストダウンしてあるため。)
なので購入可能なのは、アカペラサークルの大学生またはOBのみとなっています。
ただし社会人になってからアカペラを始めた方もいらっしゃると思うので、
厳密には線引きせず、アカペラ好きな方であればどなたでも購入していただいて大丈夫です。
すみません。できません。
指向性がスーパーカーディオイドとカーディオイドでは近接効果の効き具合が異なるのが主な理由です。
近接状態で使うとスーパーカーディオイドの方が低域が盛り上がるのは、マイクの原理上避けられません。
指向性を変えるということは音質も変わるということです。
(ただし他社ではヘッドケースの全長を変えることで口からユニットまでの距離を変え、
音質差を減らそうとしている例などはあります。)
また、正面以外から回り込んで来る音も音質に寄与するため、
指向性が違う時点で音質は違うものだと思ってください。
指向性の違いだけで単に使い分けるより、
音質の違い(声質との相性)で使い分ける方がおもしろいのではないか?、
というのが横浜マイクロホンでの考え方です。
いいえ、壊れません。
バランスケーブルで繋げば2番-3番ピン間には電流は流れないので、大丈夫です。
ただしファントム電源Onのままケーブルを着脱すると、故障する可能性があります。
(ダイナミックもコンデンサーもリボンも。)
ケーブル着脱時はできるだけファントム電源はOffにしてください。
使えません。
ファントム電源OFFでは最終段のバッファー回路が動かないので、音が出ません。
また、ファントム電源によって感度を上げているわけではありません。
1つ目のは出力インピーダンスを下げられることです。
相対的にマイクにとっての負荷が軽くなるので、ダイヤフラムが本来の動作をしやすくなります。
周波数応答も受け側の入力インピーダンスの影響を受けづらくなるので、
低域や高域が伸ばせて本来の性能を出せます。
2つ目のメリットは感度を上げられるようになることです。(上げない設計も可能。)
S/Nが上がるのはもちろん、コンデンサーマイクより周りの音が入りづらいというダイナミックの特性も活かせます。
3つ目のメリットは2次以上の急峻なフィルターやPADを入れることが可能になることです。
デメリットとしては、最大入力が下がってしまうことと、内部の半導体がRFノイズの影響を受けやすくなるので対策が必要になってしまうという2点があります。 あとはファントム電源のOn/Offが必要となるというのも、コンデンサーマイクやアクティブマイクに慣れていない人にとっては少し煩わしく感じるかもしれません。
大きな要因としては、トランスミッターとレシーバーの音質込みでsakura-WLは聴いているからです。
トランスミッターやレシーバーの機種によってそもそも音質が少し異なります。
次にsakuraとsakura-WLでは内蔵しているトランスが異なるからです。
なのでトランスミッターやレシーバーの影響を除外したとしても若干音質が異なります。
なぜトランスを変えてあるのかと言うと、
ワイヤレスシステムで使う際のゲインやS/Nの都合です。
なおワイヤードバージョンのトランスもワイヤレスバージョンのトランスも日本のトランス屋さんに特注で作ってもらっている専用品です。
最後にカプセル背面の空間の大きさの違いです。
ダイナミックマイクはカプセル背面の空間が大きいほど低域が出しやすくなります。
ワイヤレスバージョンはその影響で低域が出づらくなります。
(これは他社も同じです。)
ただsakura-WLの場合はある特殊な方法で低域が落ちづらいよう補う工夫がしてありますので、
恐らく実用上では気にならないかと思います。
なおカプセル自体はsakuraもsakura-WLも同じものを搭載しています。
いいえ。
コンデンサーマイクはダイヤフラムに導通が必要なため、PPSに金蒸着したものです。
LCPにも金蒸着できるかもしれませんが、まだトライできていません。
とはいえPPSもLCPと同じくスーパーエンジニアリングプラスチックの一種ですので、他社マイクでよく使われるPET(商品名でマイラーともよく呼ばれる)に比べると物性は優れています。
バッファーはゲインブースターとは異なります。
バッファーは高い入力インピーダンスで受け、低い出力インピーダンスで出すものです。
バッファーのゲインは0dB(1倍)なので、音量は変わりません。
では何のために使うのかと言うと、(マイクに限っての話で言えば)音質を劣化させないためです。
マイクをマイクプリアンプやミキサーやオーディオインターフェースなどに繋ぐと、
それらの入力インピーダンスがマイクにとっては負荷に見えます。
パッシブのダイナミックマイクやリボンマイクの中身は、
コイルやアルミ箔、そしてたまにトランスが入っているくらいで、
電気的には他の音響機器に比べるととても簡素な構成となっています。
なので入力インピーダンスが低い機器に繋ぐと、
力が足りずに引っ張られてしまうことがあります。
また入力や出力にトランスがあると組み合わせによっては、
思わぬフィルターが形成され、周波数応答が変化(劣化)してしまいます。
(もちろん低入力インピーダンスであるメリットもプリ側ではあるのでそういう機器が多いわけなのですが、
マイクにとってはどうなのか?はまた別の話だと思います。)
そこでバッファーを挟むことで、
マイクにとっての負荷を軽くして、
フィルターの形成も避けることができます。
結果として、マイク本来の音質を発揮することができるようになります。
クッションのような役割ですね。
状況によって使っていただければと思っています。
なお他社製品含めバッファーやゲインブースターというものはアクティブ回路が入る都合、
電源の電圧や電流の制約を受けるようになるため、
パッシブのときよりも最大入力やダイナミックレンジが下がります。
hozukiやkuromameではできるだけそうならないような工夫をした設計をしてあります。
恐らく実使用では問題ない範囲になっているはずです。
「マイクの音量を上げる」という大雑把な役割としては近いものと思って良いと思いますが、
ファントム電源で動作するのか、コンセントから取った商用電源で動作するのかは、
意識して分けて、別物として扱った方が良いと思います。
世の中的には明確なルールは無いですが、横浜マイクロホンでは、
ファントム電源で動作してマイクの信号を大きくするものをゲインブースター、
商用電源で動作してマイクの信号を大きくするものをマイクプリアンプと呼び分けています。
(ミキサーやオーディオインターフェースに内蔵されているものも含む。)
ファントム電源は電圧は48Vありますが、
供給できる電流が最大10mAしかないため、
回路設計や性能や動作に大きな制約を受けます。
一方、商用電源からなら200mAくらいは貰えるはずです。
20倍も自由度があるわけです。
しかもファントム電源には供給抵抗が必ずあるため、
消費電流が増えれば増えるほどマイクが貰える電圧は下がります。
(つまり48Vも貰えることは実際は絶対ありません。消費電流1mAに抑えても44.6Vしか貰えません。)
まず1つ目の特長は、出力が2つあることです。
サブアウト(パラレルアウト)があるので、PAしながら録音したり、FOHとモニターに分けたり、自分のイヤモニ用に取ったりなど、2つの機器に同時に信号を送ることができます。
単純な分岐ではないので、信号の劣化も最小限に抑えられます。
2つ目の特長は、背面のスイッチを切り替えることで、メインアウトの位置を前後入れ替えられることです。
(サブアウトを使わないときは特に)設置の自由度が上がります。
入出力のケーブルが片面にまとまっている他社ゲインブースターは恐らく無いのではないでしょうか。
3つ目の特長は、ゲインブーストを昇圧トランスで行なっていることです。
トランスで上げているのは他社ゲインブースターでは恐らくS社のものくらいしかないと思います。
トランスで上げた方がS/N的には有利ですが、コストが上がるため価格競争する上では不利になります。
またトランスで上げるだけでは、マイクとの相性、後段の機器との相性によって周波数応答が大きく変わります。
そこでtakenokoはただトランスで上げるだけではなく、前後の相性が出づらいような回路を入れてあります。
トランスのメリットとトランスレスのメリットを両方兼ね備えるような設計となっているわけです。
なおトランスレスの他社ゲインブースターでも、単にゲインを上げるだけで入出力インピーダンスを考慮していないものも(有名な製品含めて)いくつか存在するので、それらを使うと周波数応答は大きく崩れる場合があるのでご注意ください。
マイクプリの音質比較に利用するのにはあまりお薦めできません。
マイクプリの音質差が生まれるのには、大きく分けて2つの理由があります。
1つ目の理由はマイクプリ内を通過することによる音質変化によるものです。
これは皆さんご想像の通りかと思います。
そして2つ目の理由はマイクとマイクプリを繋いだときに組み合わせによって意図せぬ回路が形成されて起こる周波数応答の変化によるものです。
ここが皆さんが結構見落としがちなところです。
トランス出力のマイクやトランス入力のマイクプリを繋ぐ場合だと特に影響が大きいです。
(ダイナミックマイクの場合はトランスレス出力でも。)
takenokoにもhozukiにもバッファー回路が入っていますので、マイクとマイクプリを組み合わせときの周波数応答の変化が小さくできます。(クッションみたいな役割です。)
そうすると比較した際に感じられるのがほぼマイクプリ内での音質変化のみになるので、音質差が小さくなってしまいますし、厳密な比較とは言えなくなります。
オーディオインターフェースやミキサーなどの初段の回路もマイクプリと同様ですので、同じ現象が起きます。
比較後もtakenokoやhozukiを挟んだまま使う前提なら比較の意味はあると思いますが、比較後にtakenokoやhozukiを外すつもりだったり、takenokoやhozukiを持ってない人向けにマイクプリの音質比較をするなら、面倒でも1個1個比較するのをお薦めします。
なのでtakenokoやhozukiの2出力は、比較用途ではなく、例えばPAしながら録音したいとか、ミキサーに送りながら自分のイヤモニ用に確保したいとか、あえて2つの別々の処理を後段でかけたい用途などで使っていただいた方が良いかなと思います。
何に使うかはユーザーのアイディア次第ですが、一応マイクとマイクプリ含めた全体の電気回路の挙動としてはそういう感じになるというのはご理解いただければと思います。
楽器ch側の回路はhimawariの回路を応用したものとなっており、FETとトランスが特長です。
FET入力なので入力インピーダンスがかなり高く、出力インピーダンスが高い楽器の信号も劣化せずに受け取れます。
自己雑音もhimawari同様とても低いです。
また、トランスが入っているため低域と高域に少し色付けがされます。
楽器の音がぐっと前に出てくるはずです。
このトランスはhimawariと同じ物で、日本のトランス屋さんに特注で作ってもらっている専用品です。
出力がメインとサブ、2つあるのも特長です。
PAしながら録音など、2つの機器に同じ信号を送れるので、
アイディア次第で便利な使い方が色々あると思います。
ちなみにマイクch側はhozuki-PHと同じ回路となっています。
マイク側に挿した方が外来ノイズからの影響は小さくできますが、ケーブル長が100m以上とかでなければ、どちらに挿しても大差ないと考えて差し支えありません。
マイク側に挿すと邪魔になってしまうことも多いので、マイクプリ側(ミキサーやオーディオインターフェース側)に挿すのをお薦めします。
ノイズの問題が出てきたときにはマイク側に挿してください。
いいえ。
設計から製造、検査、梱包まで私1人で全て行なっています。
ただし金属の切削部品や樹脂の射出成型部品など部品単体は、
協力してくれる加工業者さんたちに図面を書いて渡して作ってもらっています。
組み立てや調整は私がしています。
ダイヤフラムの成型はコアな部分なので、私が自分自身でやっています。
1つ1つ手作りという感じです。
もしデシケーターに入れられるのであれば入れた方が無難ではありますが、
人間が不快に思わない通常の温湿度環境であれば、
デシケーターに入れなくても大丈夫です。
すみませんが、何mまでは大丈夫とは言えません。
そもそもマイクロホンは落としたらどこかしら必ず壊れると思ってください。
(その異常に気付くか気付かないかは別として。)
強度は一応考えて設計し、試験もしていますが、
落ちる方向だったり、落ちる速さによってもまちまちです。
なので横浜マイクロホンでは、落下については保証していません。
はい。
アルコールで湿らせた布で筐体表面を拭くくらいであれば問題ありません。
ただし内部はアルコールに弱い部分が一部あるので、おやめください。
なおスプレー缶(エアゾール缶)タイプのアルコールをマイクのヘッド部分に直接噴射すると、
ダイヤフラムに直流がかかり、ダイヤフラムやボイスコイルにダメージがあり、音が出なくなる可能性があります。
(それが原因か確証は無いですが、恐らくそれを使用したために修理になった事例が出ています。)
マイク用のアルコールスプレーとして販売されてはいますが、横浜マイクロホンとしては使用は非推奨です。
はい。回して外して、中のスポンジを取り、金網とスポンジを水と中性洗剤で洗ってください。
洗った後は水分を拭き取り、ドライヤーなどで一気によく乾かしてください。
日当たりが良く、風通しも良い場所に干すとかでも大丈夫ですが、
水分が金網に付着している時間が短いほど良いです。
他社マイクと違い、金網が3層になっているので、内側が少し乾きづらいのでご注意ください。
水分が残っていると錆や加水分解の原因となります。
ヘッドケースを外すときや着けるときにリード線を引っ掛けて断線させないようにご注意ください。
外して使っていただいても大丈夫です。
むしろ外した方が音質は良くなります。
ただし外すと吹かれやすくなるので、ポップノイズにはご注意ください。
製品ページにも書いてありますが、落下・改造以外での故障の場合は無償で修理いたします。
特に保証期間は設けていないので、何年経っていても大丈夫です。
使っていてもし何か異常が出てしまった場合は、すぐメールでご連絡ください。
なお落下や改造された形跡がある場合は、すみませんが有償修理となります。
修理料金は故障箇所によっても変わるので、個別に都度お聞きください。
また、はんだ付け経験があったりケーブル自作経験があったとしても、絶対に自分でマイクを直そうとしないでください。
修理には組み立て以上に知識や技術が必要です。
自分で修理しようと手を加えられた場合は改造扱いとなりますので、ご注意ください。
すみません。
決済システムの都合、一括払いのみとなります。
2025/4/1から経済産業省によりネット上でのクレジットカード決済時に『3Dセキュア2.0』という本人認証が義務化されました。
なので決済システム上、3Dセキュア2.0対応のクレジットカード以外では購入できなくなっています。
もし注文確定ボタンを押した後の3Dセキュア認証に失敗してしまった場合は、
①お持ちのカードは3Dセキュア2.0対応のクレジットカードであるか?
②3Dセキュア認証の登録をクレジットカード会社にしたか?
③3Dセキュア認証に登録した個人情報と購入のため入力した個人情報に差異がないか?
④3Dセキュア認証に何回も失敗してロックがかかってしまっていないか?
⑤インターネット接続が不安定な状態でないか?ブラウザは最新バージョンか?
などを改めてご確認ください。
更新や再発行時に3Dセキュア認証登録がリセットされてしまうクレジットカードも一部あるようなので、ご注意ください。
家族カードも注意です。
どうしても注文できない場合は、銀行振込でご対応させていただければと思います。
その場合はお手数ですが、メールでご連絡ください。
なお「ちゃんと注文できたのかどうかわからない」という人もいるかもしれません。
注文を正式に受け付けた場合は『新規受注のお知らせ(#*****)』というタイトルのメールが届きます。
(*****にはそれぞれの注文番号が入ります。)
注文番号が書かれたメールが届かない場合は注文は受け付けできておりませんので、改めてご注文をよろしくお願いいたします。
すみません、販促のための単純な値引きは基本的には行なわない方針です。
大きな理由としては定価で買ってくれたお客さんに「もう少し待てば良かった…」とか、 「もっと早くセール期間中に買えば良かった」という思いをさせるのは、
失礼だと考えているためです。
欲しいときに気持ち良く買っていただくのが1番かなと思っています。
また、横浜マイクロホンの製品の価格は、
「他社の対抗機種の価格が○○円だから…」という決め方はしておらず、
材料費・金型費・研究開発費・設備費などのコストの積み上げで決めているためというのも理由の1つです。
ただし何かしらの特別な理由ができた場合には、
誰かにプレゼントすることはありえます。
あとは材料費が高すぎる場合は発売前に一括で出ていくお金が高額になりすぎて製品化できないため、
初ロットのみ割引して特別価格で販売ということはさせていただきます。
(クラウドファウンディング的な考え方で、先行投資してくれる人への還元として。)
逆に、金属材料や樹脂材料の値上げにより材料費が上がってしまった場合は、
売価を値上げさせていただくこともありますので、
「このマイク欲しい!」と思ったら、早めに購入していただくことをお薦めします。
急かすわけではもちろんありませんが、世界的な値上げや品薄の流れの影響は避けられないと思います。
